お客様の声
大学
千葉工業大学 工学部 機械電子創成工学科
教授 長瀬 亮
データセンターの利用拡大や5Gシステムの登場など、通信需要は増加の一途を辿っています。いつでも必要な情報が手に入る、どこでも連絡が取れる現在の便利な世の中を支えているのが光ファイバ通信ネットワークですが、このまま需要が増え続けると、現行の光ファイバでは容量が不足することが懸念されています。そこで、通信システムの飛躍的高度化を狙いとして新しい光ファイバの開発が盛んに行われており、そのひとつがマルチコアファイバです。
光ファイバネットワークを構築するためには、光ファイバ同士を接続する光コネクタが欠かせません。本来光コネクタには1マイクロメートルを超える精度が要求されますが、マルチコアファイバを接続するためには、新たな要素の精密な位置決めが必要になりました。この新しい光コネクタを組み立てるために必要な高精度の治具を作れる製造者を探していたところ、地場産センターより対応可能な企業さんをご紹介いただき、目標通りの治具を実現する事ができました。
この治具を用いて性能の良いマルチコアファイバ用光コネクタを組み立て、多くの接続点を有する大規模な実験に適用した結果、大容量の光ネットワークを構築できることを立証することができました。
光ファイバー用部品の高精度治具
千葉県の大学より問い合わせがありました。
光ファイバー用のコネクタを組み立てるための治具です。
精密な位置決めが必要な高精度の治具でしたが、精度の高い加工・組み立てを得意としている企業で製作しました。
本治具が5Gの通信システムの分野で貢献しています。
加工内容:
高精度の治具製作